2019.09.01 撮影
2019.09.01 撮影
セミノハリセンボン
Isaria takamizusanensis Kobayasi
蝉に寄生することで発生するきのこ。
おそらく普遍的に見つけることのできる冬虫夏草(単に虫草とも呼ぶ)。
虫草を本格的に探し始めるまでは見かけたこともなかったので、そういう存在なのかもしれない。故に探そうと思えば容易に見つけられる。
全身をまち針のようなシンネマで覆われ、遠くから見てもその白さが際立っていて、よく目立つ。
これは不完全世代と呼ばれるもので、無性的に種を繋ぐ世代である。
対として、完全世代と呼ぶ、有性的に種を繋ぐ世代も存在する。
完全世代は珍しい為、そう簡単に見つけられるようなものではなく、見つけられたらラッキーといえる。完全世代にはスズキセミタケとコニシセミタケが存在し、スズキセミタケは最も発生が少ない種類でもある。過去に両者を見つけたことがあり写真もあるが、撮影が下手なので、新たに見つけたら掲載したいと思う。